■Shuriken ― CRLFのないメールがインポートできない

  1. 問題点
  2. 対象バージョン
  3. 詳細
  4. 原因
  5. 対策


1.問題点 on Jul. 21, 2003

Shuriken Pro3のメールのインポート機能を利用しても改行コードがCRLFでないと正しくメールがインポートできません。



2.対象バージョン on Jul. 21, 2003

  • Shuriken Pro 3 (Ver. 5.0.3.0)
上記以外のバージョンについてはテストしてありません。



3.詳細 on Jul. 21, 2003

メールの先頭部分をヘッダと見なす(E) というオプションにチェックをつけて、メールファイルをインポートする場合に Shurikenのメールインポート機能の実装は、 メールヘッダと本文を改行コードのみの行で分けて、Shurikenの内部データ形式に変換しています。

しかし、インポートするファイルの改行コードがCRLFでない場合には本文を認識することができず、 全てヘッダとして扱われてしまうという不具合です。



4.原因 on Jul. 21, 2003

この不具合は、SMTPの仕様上はメールヘッダの終了は最後のヘッダのCRLFと、空行であるCRLFだと決められているので、 Shuriken 内部のインポートルーチンが、 メールを受信したときに1メールとして内部形式に振り分ける処理と共通で実装されているとしたら、 不具合ではありますが、「仕様」であるといえます。

しかし、UNIX系OSに保存されていたLF改行コードでのメールボックスファイルなどがShuriken Pro3にそのままインポートできないのは不便です。



5.対策 on Jul. 27, 2003

この問題を解決する方法は2つあります。

インポートするファイルの改行コードを変更する
インポートするファイルの改行コードをCRLFにまとめて変換してしまえば、この問題は簡単に解決します。
実際には、ヘッダの終わりのLFと空行のLFをCRLF, CRLFにするだけでも構いませんが、全体の改行コードを変換する方が簡単です。

Shuriken内部形式ファイルである .mbxファイルごと、改行コードを変更する
インポートしたフォルダの.mbxファイルの改行コードを直接LF→CRLF変換します。
ShurikenPro3では、.mbxファイルの内容を暗号化することができますが、暗号化している場合にはこの方法は使用できません。






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