cURL のコンパイル – OpenSSL編 の続きです。
今回は、zlib をコンパイルします。
» zlib のコンパイル
- zlib-1.2.5.tar.gz を解凍する
- zlib を解凍したフォルダ内 win32\Makefile.msc をメモ帳などのテキスト エディタで開き、25行目の -MD を -MTに変更する
CFLAGS = -nologo -MT -W3 -O2 -Oy- -Zi -Fd"zlib" $(LOC)
- Visual C++ のコマンドプロンプトを開く
- zlib を解凍したディレクトリへ移動し、以下のコマンドを実行する。
> nmake -f win32\Makefile.msc OBJA="inffast.obj"
- なお、より zipコードの解凍速度等が早いと思われるアセンブリのコードが用意されていますので、そちらのコードを使うこともできます。アセンブラとしては MASM(ml.exe)が必要ですが、Visual C++ に付属しています。
- アセンブリコードを使う場合は、上記の nmake に代わって以下のコマンドを実行します。
> nmake -f win32/Makefile.msc LOC="-DASMV -DASMINF" OBJA="match686.obj inffas32.obj"
- 以上で、zlib のコンパイル完了
今回はとても短い作業でした。次回はいよいよ cURL をコンパイルします。
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