UT-VPN が公開されてはや1年以上経過していますが、ソースコードが派生したとか、あまりニュースは聞きません。
私は、さくらのVPS 上に UT-VPN が入っており、家庭内LANと安全に接続していたりします。
ところで、UT-VPN クライアントをインストールした Windows や Linux マシンのクライアントの設定をリモートで管理する場合、UT-VPN の クライアント接続マネージャを使えばいいわけですが、UT-VPN の有償版である、PacketiX も使っている場合、PacketiX のクライアント接続マネージャを使って UT-VPN クライアントも管理したくなると思いますが、実はできません。
。。。とは言ってもプロトコルが異なっているわけではなく、意図的に LISTEN しているポート番号を変えているだけだったりします。
具体的には、utvpnclient のリモート管理ポートは、9930~9934/tcp になっており、PacketiX VPN Client は9999~10003/tcp に対してコネクトするので、接続できないというわけです。
なので、ソースさえ変更してコンパイルしなおせば、OK ということですね!
なお、PacketiX クライアント接続マネージャを使って、リモートの UT-VPN クライアントを管理したい場合、
vpncmgr.exe /remote
で別の VPN Client へ接続可能となります。ショートカットを作っておくと便利です。(インストーラを使って PacketiX をインストールすると、既にショートカットがあったりします。)
変更箇所
src/Cedar/Client.h の 84行目
84 | #define CLIENT_CONFIG_PORT 9930 // クライアントポート番号 |
を
84 | #define CLIENT_CONFIG_PORT 9999 // クライアントポート番号 |
に書き換えて make し直すだけ。
とりあえず、普通に Packetix VPN Client 3.0 から管理できることを確認しています。
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